非小細胞肺がんは小細胞肺がん以外のがん全てを指し、肺の外縁部(肺野)付近に出来る肺がんの事です。
小細胞肺がんに比べて進行が遅いのが特徴です。反面、抗がん剤や放射線治療は効果を発揮しづらいという特徴もあります。
症状は他の肺がん同様、咳や血痰、胸の痛みなどから始まります。やや進行した状態では定期健診のX線写真では比較的捉えやすいです。
病変部だけを外科手術で切除するのは非小細胞肺がんに比較すれば容易です。
非小細胞肺がんには大細胞がん、扁平上皮がん、腺がんの3つがあります。
大細胞がんは扁平上皮がんや腺がんではない非小細胞肺がんで、がん細胞が大きいためそのように呼ばれています。進行が非常に早く、肺門のリンパ節を通じて全身へ転移していきます。
扁平上皮がんは肺門に近い場所にある扁平上皮細胞で出来るがんです。心臓の近くにあり、X線写真では映りにくいのですが、喀痰細胞診で比較的見つかりやすいです。また、喫煙の影響を受けて発生しやすいがんとも言われています。男性の肺がんの約4割が扁平上皮がんと言われています。
腺がんは肺の末梢部にできるため、X線写真で見つけやすいのですが、症状の出にくいがんでもあります。また、喫煙との因果関係が他のがんに比べて薄いとも言われており、喫煙しない女性などの発症も多いとされています。そのような人は症状が出てもがんと認識しづらいため注意が必要です。
小細胞肺がんほど進行速度が早くないとはいえ、大細胞がんのように進行の早いものや、症状が出ずに進行するものも多いので注意が必要です。